成都のダウンタウン全体が、巨大なテーマパークと化していた。







橋の上に城みたいなのが建っている。実際はレストランのようだが、圧巻だった。

怪しげな小舟が近寄ってきた。舳先では、おっさんが横笛を吹いている。これで別に投げ銭を要求するわけでもなく、しばらくしたら離れていった。たぶんクルーズ客のためのアトラクションなのだろう。



錦江沿いでは、多くの建物がプロジェクションマッピングに彩られていた。そして時々刻々と装いを変えていく。








何とも夢見心地というか、頭の中では「中国行きのスロウボート」とか「なぜか上海」みたいな曲が、ずっとリピしていた。
中国へ行くと、いつも夢を見させられる。もちろん泡沫の夢だが。


木に吊り下げられている文字は、錦江の風景を讃える李白の詩の一部だという。

船を降りたところで、人形の「変面」をやっていた。人間がやるのは何度か見たが、人形では初めて。なかなかすごい。どんなに目を凝らしても、面が変わる瞬間をとらえられなかった。




そして、ここでも世界SF大会の看板が、ひときわ目をひいた。
