全てが螢の光に淡く照らしだされた世界――深い闇の中に誘いこまれそうです。中国語版の表紙絵とはまたちがった形で、様々なモチーフが違和感なく散りばめられています。「ああ、あれがここに……」と見つけていくのも、また楽しい。とくに山ノ神(熊)と螢女(澄子)の重なり具合が、一部だまし絵的に輪郭を共有していて絶妙だなと思います。これだけで色々なことを語ってくれます。そして画面中、唯一、明るくて色鮮やかな虫かごのまわりを飛び交っているのは、チョウとトンボではありませんか。ちゃんと『ハイドゥナン』への伏線まで張ってくれたのでしょうか。だとしたら実に心憎いですね。
なお中国語版の表紙ですが、どうやらベースの色を乳白色に変更したようです。イラストがもっと目立つようにとの意図らしいんですが、どうでしょうか。個人的には前のほうが好きだったかな……。
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流石に3作めになると彼女のサービス精神なのか遊び心なのか、蝶や蜻蛉、虫かごまで・・・、最新作にまでつなげてくれる彼女の配慮に脱帽です!!
米田さんの絵、イメージが広がって素晴らしいですね。
いま、ハヤカワ文庫版の178頁です。
MDとか出てきて懐かしく…そこかい(笑)
南方先生…南方熊楠?… 藤崎先生の文中にこういう
小さな宝探しをするのが好きです。
感想になっていませんね^^;