
2023年04月30日
30年後のナノワールド物語
ブルーバックスWebサイトでの連載「脳に迫る「化学人工知能」の夜明け」では、3回に1回が短編小説形式の記事になっています。このうち5編が「30年後のナノワールド物語」という冊子にまとめられました。「学術変革領域(A)分子サイバネティクス」のWebサイトから無料でPDFをダウンロードできます。


posted by 藤崎慎吾 at 15:48| Comment(0)
| 日記
2023年04月29日
青ヶ島のパワースポット巡り(番外編2)マツミ荘
青ヶ島では「民宿マツミ荘」にお世話になった。実はこの民宿のご主人が佐々木宏さんだ。かつては奥様と一緒だったらしが、今は完全に1人で切り盛りしている。食事も毎日3食つくってくれた。ボリューム満点で、とくに味噌汁がおいしかった。

宏さんは、すでに触れた通り佐々木次郎太夫の子孫で、青ヶ島村の村長だったこともある。しかし、もともとは大工さんで、タクシーの運転手や漁師も経験した。今は歌手でもありCDも出している。

さらに言えば、亡くなったお母さんは巫女さんで、ご自身は現役の「社人(しゃにん)」だ。社人というのは御幣を切ったり、祭文を読んだり、神楽を踊ったりする人のことを言う。この巫女や社人に加えて「神主」「博士」「卜部」と呼ばれる人たちが、青ヶ島の祭祀を司っていた。
しかし今はもう、神主も博士も卜部もいない。巫女さんもいないか、現役を引退している。つまり青ヶ島の宗教儀礼を執り行えるのは、宏さん1人しかいないのだ。だから仕方なく神主の役目も果たしているという。
(5)で触れたように、もともと宏さんが守っていたのは渡海神社の石場だが、現在は大里神社や東台所神社、金比羅神社も含めて、青ヶ島の主だった神社や石場は全部、お世話をしているらしい。なんだかスーパーマンみたいな人だ。

島のことは何でも知っている「語り部」でもあり、滞在中はずいぶん色々なことを教えていただいた。僕が書いたものではないが、ここで最近のインタビュー記事を読むことができる。
泊めていただいたのは、2面がオーシャンビュー(笑)の最もいい部屋だった。

天井の蛍光灯からは、こんなものがぶら下がっていた。かつては自分の実家でもやっていたなあと、寝転がりながら懐かしい思いで眺めていた。

また、いつか訪ねる機会があればと思う。ありがとうございました。

宏さんは、すでに触れた通り佐々木次郎太夫の子孫で、青ヶ島村の村長だったこともある。しかし、もともとは大工さんで、タクシーの運転手や漁師も経験した。今は歌手でもありCDも出している。

さらに言えば、亡くなったお母さんは巫女さんで、ご自身は現役の「社人(しゃにん)」だ。社人というのは御幣を切ったり、祭文を読んだり、神楽を踊ったりする人のことを言う。この巫女や社人に加えて「神主」「博士」「卜部」と呼ばれる人たちが、青ヶ島の祭祀を司っていた。
しかし今はもう、神主も博士も卜部もいない。巫女さんもいないか、現役を引退している。つまり青ヶ島の宗教儀礼を執り行えるのは、宏さん1人しかいないのだ。だから仕方なく神主の役目も果たしているという。
(5)で触れたように、もともと宏さんが守っていたのは渡海神社の石場だが、現在は大里神社や東台所神社、金比羅神社も含めて、青ヶ島の主だった神社や石場は全部、お世話をしているらしい。なんだかスーパーマンみたいな人だ。

島のことは何でも知っている「語り部」でもあり、滞在中はずいぶん色々なことを教えていただいた。僕が書いたものではないが、ここで最近のインタビュー記事を読むことができる。
泊めていただいたのは、2面がオーシャンビュー(笑)の最もいい部屋だった。

天井の蛍光灯からは、こんなものがぶら下がっていた。かつては自分の実家でもやっていたなあと、寝転がりながら懐かしい思いで眺めていた。

また、いつか訪ねる機会があればと思う。ありがとうございました。
posted by 藤崎慎吾 at 00:32| Comment(0)
| 日記
2023年04月28日
青ヶ島のパワースポット巡り(番外編1)青酎
青ヶ島と言えば「青酎」。観光では定番なので、試飲をさせてもらいました。

一緒に写っているのは杜氏さんの一人。専業ではなく、農業などいくつかの職業をかけもっている。他にも何人かの杜氏がいて、それぞれの味を追求しているようだ。

青ヶ島の居酒屋は、今は1軒しかない。そこにも話の種に立ち寄ってみた。時間的に早かったのか、客は僕だけ。マスターは仲間と競艇観戦に忙しく、あまり相手にしてくれなかった。

つきだしは「ひらみ」という、おそらくカサガイの一種を塩漬けにしたもの。酒に合う。おいしかった。

そして「アカモ」という海藻をテリーヌのように固めたもの。正式な和名はアカモクだろう。あまり味はない。醤油と島トウガラシをつけて食べる。

全体のメニューは、こんな感じ。

この居酒屋では、島外では売れない青酎の「はなたれ」を呑める。多くの観光客は、それを目当てにやってくる。でも試飲で僕には強すぎるとわかっていたので頼まなかった。
競艇が終わったらカラオケタイムになるらしい。その前に退散した。

一緒に写っているのは杜氏さんの一人。専業ではなく、農業などいくつかの職業をかけもっている。他にも何人かの杜氏がいて、それぞれの味を追求しているようだ。

青ヶ島の居酒屋は、今は1軒しかない。そこにも話の種に立ち寄ってみた。時間的に早かったのか、客は僕だけ。マスターは仲間と競艇観戦に忙しく、あまり相手にしてくれなかった。

つきだしは「ひらみ」という、おそらくカサガイの一種を塩漬けにしたもの。酒に合う。おいしかった。

そして「アカモ」という海藻をテリーヌのように固めたもの。正式な和名はアカモクだろう。あまり味はない。醤油と島トウガラシをつけて食べる。

全体のメニューは、こんな感じ。

この居酒屋では、島外では売れない青酎の「はなたれ」を呑める。多くの観光客は、それを目当てにやってくる。でも試飲で僕には強すぎるとわかっていたので頼まなかった。
競艇が終わったらカラオケタイムになるらしい。その前に退散した。
posted by 藤崎慎吾 at 20:27| Comment(0)
| 日記