2017年06月29日

『風待町医院 異星人科』装画の別バージョン

昨日、Mさんの計らいで『風待町医院 異星人科』の装画を描いて下さった米田絵里さんに会いました。これまでも編集者やデザイナーを交えた打ち合わせで、装画担当の画家さんと顔を合わせることは何度かありました。しかし出版後に読者の方を介して、初めてお目にかかるというパターンは全く想定していませんでした。挨拶を交わしながら、ちょっと不思議な感じもしましたが、うれしくないわけがありません。おそらく、これまでで最も私のイメージにぴったりの装画を描いて下さった方ですから――Mさん、米田さん、いい出会いをありがとうございました。

米田さんは描かれる絵の雰囲気そのままで、どこかへふわふわっと漂いだしてしまいそうな感じの可憐な方でした。……いや、べつに軽々しいとか、そういう意味じゃありませんので念のため(笑)。

さて標題の話です。そう、あの本の装画には2種類の別バージョンがありました。編集者やデザイナーと私がやり取りする中で現在の装画に落ち着いたわけですが、個人的には他の2種類も捨てがたく、非常に迷いました。思わず家族やら兄弟やら友人にまで、意見を聞きまわったくらいです。

今回、米田さんのご好意で、その2種類をご紹介できることになりました。しかも文字組み抜きの絵そのままです。これまた、うれしい。画像をクリックすれば拡大されますので、ぜひじっくり、ご覧になってみてください。上から装画に採用されたバージョンA、そして初公開のバージョンB、バージョンCです。BとCは、いずれもラフで完成品ではありません。

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皆さんは、どれがいちばん好きでしょうか? 私としてはバージョンAとバージョンCで、ほぼ同列です。今なお「Cにするべきだったかな」と迷っているくらいです。描いたご本人も、いちばん感情が入っているのはCかもしれないとおっしゃっていました。

米田さんのサイトへ行けば、他にも素敵な絵をたくさん見られます。中でも「緑の器」は、まるで『風待町医院』の挿絵として描かれたみたいだと勝手に思っています。水中の絵も臨場感がありながらファンタジックで、つい引きこまれてしまう。しかし意外なことに、米田さんは潜らないそうです。またいつか、装画や挿絵を描いていただく機会があればいいなと思っています。

posted by 藤崎慎吾 at 20:26| Comment(3) | 日記

2017年06月22日

ブックツリー

インターネット書店「honto」の「ブックツリー」というコーナーに、「ブックキュレーター」として顔を出させてもらいました。「懐かしくてたまらなくなる物語」と題して、五冊の本を紹介しました。

写真は全く関係ありませんが、ビワです。

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posted by 藤崎慎吾 at 22:47| Comment(4) | 日記

2017年06月19日

ハルシャギク

近所のスーパーへ行く道すがら、ちょっと欧米風な景色に出会ったので切り取っておく。2、3週間前に同じ所を通った時は、全く目にしなかった。2、3週間後には消えているのかもしれない。

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黄色い花はハルシャギクのようだ。北米原産で、明治時代初期に入ってきた帰化植物らしい。しかし名前の「ハルシャ(波斯)」は「ペルシャ」という意味なのだという。理由は不明。別名「蛇の目草」「孔雀草」

蕋(しべ)の朱が花弁にしみて孔雀草(高浜虚子)
孔雀草かがやく日照続くかな(水原秋櫻子)

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写真の木陰に腰を下ろして、しばし黄金色の草原に包まれてみたいが、この空き地は柵に囲まれていて入ることができない。

posted by 藤崎慎吾 at 17:58| Comment(0) | 日記