2016年12月24日

蜻蛉玉(その2)

蜻蛉玉ばぶるす東京研究室の工房は、高円寺の閑静な住宅街にある。今は珍しい木造アパートの一室だ。
http://www.ranman.net/index.htm

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posted by 藤崎慎吾 at 22:06| Comment(0) | 日記

蜻蛉玉(その1)

昨日「蜻蛉玉ばぶるす東京研究室」で、蜻蛉玉の製作を体験させてもらった。要するにガラス玉をつくるのだが、日本の伝統工芸でもあり奥が深い。様々な物理化学反応によって、直径1〜数センチメートルの透明な「宇宙」に、複雑な模様やパターンが浮かび上がる。実際、同じような現象は惑星や生命の誕生過程などにも多く見られる。蜻蛉玉とは自然界で起きている変化の一断面を、ガラスの中に封じこめたものなのだ。

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プロに手伝っていただきながら製作した蜻蛉玉。青みがかったガラスに浮かび上がる複雑な網目模様は、大げさに言えば宇宙の大規模構造のようにも見える。人間が恣意的に生みだせるものではない。
posted by 藤崎慎吾 at 22:00| Comment(2) | 日記

2016年12月14日

折り紙(その2)

瀬名秀明さんが2年8ヵ月ぶりに出した最新作『この青い空で君をつつもう』の帯には「青春ラブストーリー」と銘打たれている。しかし個人的には「折り紙小説」と呼んでしまいたい。それくらい、怒涛のように折り紙が出てくる。おかげで読み終わったら無性に折り紙をしたくなった。特に作品中で最も登場回数の多い「ナマズ」を折ってみたくなる。そこで何十年かぶりに正方形の紙を手にした。やってみると途中までは「ツル」とほぼ同じで、わりとスイスイ折れる。しかし最後に大きな難関が待ち受けており、洋紙ではまず不可能だと悟った。作品中にも和紙でなければだめだと書かれているが、全くその通りである。しかし、わざわざ和紙を買い求めるのは、さすがに面倒だと思って、試しにハンカチで折ってみた。すると形を保つのに苦労はするものの、最後の部分は難なくクリアできた(正確には折り布だが、まあよしとする)。そんなことをやりながら「ああ、瀬名さんは主人公と同様、自分で山ほどの折り紙を折りながら、これを書いたんだろうなあ」という感慨を抱いた。

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posted by 藤崎慎吾 at 22:31| Comment(0) | 日記