2017年08月12日

酔生夢死

二つ前の記事で紹介した長沼毅先生の座右の銘は「酔生夢死」だそうである。とても響きのいい言葉に思えるが、改めて国語辞典などを調べてみると「有意義なことを何もせず、無駄に一生を終えること」みたいに書かれている。

出典は北宋の儒学者、程頤の『明道先生行状記』という本で、そこに「高才明智なりと雖も、見聞に謬せられ、酔生夢死して、自らは覚らざるなり」とあるのが基になっているらしい。これがタイトルにある「明道先生」のことだとしたら、それはそれで何となく愛すべき人物のようにも思える。すごく才能があって頭もよかったんだけど、様々な見聞に惑わされて酒に溺れ、結局ぼんやり過ごしてしまった、みたいな……。

あれ、もしかして『長沼先生行状記』?

いやいや、まさかそんなことはありませんよね。

下は先生の写真をもとに、あるイラストレーターが描いた似顔絵だ。今ひとつ似てないのだが、遊び人的な風情はよく出ている。もし『行状記』を書くとしたら、やはりこういう絵を表紙にしたくなるかもしれない。

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先週、発売された先生のエッセイ『世界の果に、ぼくは見た』の解説には、そんな「行状」の一部が書かれている。

posted by 藤崎慎吾 at 00:48| Comment(0) | 日記

2017年08月05日

米田絵里さんの『ハイドゥナン』ワールド

『風待町医院 異星人科』のカバーイラストを描いてくださった米田絵里さんが、今度は『ハイドゥナン』の世界を3枚の絵に表現してくださいました。

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白い服の女性が米田さん。残念ながら顔出しはNGでした。

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いや、すごい。これを1ヵ月もかけずに仕上げてしまうとは……プロだなあ。僕としては単行本のカバーにある田中一村の絵を物語にしたようなつもりだったんですが、米田さんの絵によって、また別の方向からきらびやかな光を当ててもらった気分です。ありがとうございます。そして絵を個人的にオーダーされた(!)Mさんの慧眼にも感服です。この3枚を表紙にして再刊できたらなあ……。

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『ハイドゥナン』を読んで、じっくり米田さんの絵を見ると「ああ、なるほど」とか「おお、そうきたか」というような発見が、いっぱい出てきます。いずれ、ご本人の手によってきちんとスキャンされた画像を掲載する予定です。お楽しみに。

posted by 藤崎慎吾 at 19:24| Comment(7) | 日記

2017年07月29日

『世界の果てに、ぼくは見た』長沼毅

『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』の共著者で「科学界のインディ・ジョーンズ」こと長沼毅先生のエッセイ集が、8月4日に幻冬舎文庫から刊行されます。『世界の果てに、ぼくは見た』と改題されましたが、2012年に出た『時空の旅人 辺境の地をゆく』を文庫化したものです。しかし大幅に加筆・修正されている上、新しいエッセイが6本も追加されています。何より解説を書いているのが、藤崎慎吾です――これだけでも「買い」でしょう!

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本文の中でも『ハイドゥナン』とともに僕が「盟友」として紹介されています。長沼先生のブログなどでは「脳友」とか「酒友」などと呼ばれていましたが、この本では「盟友」にしていただきました。ありがとうございます。それも踏まえて、解説は容赦なく書かせてもらいました。でも少しやりすぎたようで、一部のエピソードは(最も面白いところだったんですが)割愛せざるをえませんでした。何が書いてあったのか、どうしても知りたい方は、個人的にこっそり聞きにきてください。

posted by 藤崎慎吾 at 20:21| Comment(0) | 日記

2017年07月18日

「NEWS本の雑誌」に書評が出ました。

文芸評論家の牧眞司さんが『風待町医院 異星人科』を取り上げて下さいました。

【今週はこれを読め! SF編】
風待町ろまん、少年の日の思い出、空から来た友だち


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posted by 藤崎慎吾 at 23:21| Comment(3) | 日記

2017年07月13日

空に映る影

積乱雲の影が夕空にくっきりと映っている風景も、ちょっと珍しいかなと思って撮った。でも、いまいちピンが合わなかった。

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posted by 藤崎慎吾 at 22:23| Comment(2) | 日記